闇のパープルアイ1巻 少女マンガのマイベスト!
この『闇のパープルアイ』はいまだに私の中で面白いマンガ、No.1に立っているところがある。
初めて読んだ時の衝撃が忘れられない。
いまだに、というのはおかしないい方かもしれないが・・。筋立てならもっと面白いマンガがいっぱいあるのだ。心理描写をみてもこの作者がそんなに深いビジョンを持っているとはいえない。
しかしこの演出のうまさ!これほど見せ方のうまいマンガ家はほかにいない。これによって多くの読者がとりつかれたように読んだにちがいない。当時、私は小学校の中で回し読みしていたが友達同士が争って新しい巻を奪い合うように読んでいたのを思い出す。
物語自体はそんなにこったものではないのだ。なぜかヒョウに変身してしまう少女がどうやって平和に生きていくか、を追い求める、いかにもマンガらしい荒唐無稽な筋のものだ。
変身人間なんかよりはるか〜に恐ろしい悪役、
曽根原薫子(そねはらかおるこ)
変身人間を研究している高校の生物教師、曽根原薫子(そねはらかおるこ)主人公の宿敵となるオソロシイ女である。主人公の尾崎倫子(おざきりんこ)は変身人間にちがいないと目を付けモルモットにしようと虎視眈々とねらう、いわゆるマッドサイエンティストとして描かれている。
変身の瞬間をテープにとられてしまう
倫子は自分でも知らないうちに変身をして人を何人か殺してしまっている・・・。なので誰にも助けを求めることもできないまま・・・
テープを恋人の慎也くんも見てしまった・・・
自分が変身人間だと恋人(水島慎也・みずしましんや)に知られてしまう・・・。よりによって一番知られたくない人に・・と絶望した倫子は慎也くんの前から逃げ去ってしまう・・。
仲直りしたように見えた2人だったが・・
逃げた倫子を追いかけて来た慎也くん。倫子は大感激して2人はまたもと通り、となったかに見えたが・・・。食事の途中で何やら体に異変が・・・!!
つづきは次巻で!