闇のパープルアイ 5巻

  

闇のパープル・アイ (5) (小学館文庫)

闇のパープル・アイ (5) (小学館文庫)

 

  新しい展開へと入っていく。ガラリとすべてが変わるので

違和感もけっこうある。

 

そしてまた新しい変身人間が現れる・高階暁生(たかしな・あきお)

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 変身人間の一族というものが登場する。

そしてその一族に麻衣は命をねらわれる事になる。

 

  麻衣ちゃんは強かった!

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『純血種は殺さなければならない』というという教えが変身人間一族にあり、そのためにとらえられてしまう麻衣ちゃん。しかし彼女は、自力でオリをぶっこわし、ヒョウも人間もものともしない強さを見せる。

 

   ジャジャーン!

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 曽根原は生きていた!最初にこのページを見た時には思わず息を呑んだものだ。それくらいこのキャラは悪役としての強烈なインパクトがあった。悪役を描くのならやはり同性に限る、と思う。異性を悪役にするとどこかロマンチックな描き方をしてしまうので、悪としてツメの甘いキャラになりがちだ。曽根原にくらべると小田切はそんなに悪役という感じにはならない。しかも、変身人間だったのに曽根原にやっつけられてしまう。このパターンはこの後の作品、『海の闇、月の影』にも現れている。

 

   倫子も生きているかもしれない。

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 曽根原が生きているなら倫子も生きているかもしれない、と思った麻衣。『まちがいなくワナだ』と言う暁生に『ワナでもいい!』と言い切る麻衣。