まんが道 14巻

 

まんが道 (14) (中公文庫―コミック版)

まんが道 (14) (中公文庫―コミック版)

 

 ついに最終巻なので、今回もまた多めに紹介しておこうと思う。

 

  5日で32ページ描ける人を探している小村さん 

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  自分たちのペースを考えずに仕事をドンドン引き受けたために大失敗をした2人。二度と同じ事をくりかえさないためにも、2人は再びここでも仕事を断るが・・。

 

 

  描きためがあったことを思い出す!

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  描きためが自分たちにはあったことを思い出す才野。しばらくこの2人にはどこの出版社からも声がかからなかったために、2人は自分たちだけのためにマンガ原稿を描いていた、ことを思い出す。

 

   無事に問題は解決

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  才野は急いで小村さんを追いかけていき、自分の描きためておいた原稿を見せる。内容も絶賛され、2人は残りの原稿も早めにあげて、無事、名誉挽回を果たすのであった。

 

 いろいろと工夫を考える

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  『イマイチ人気がない』と担当に言われ、2人はショックを受ける。『どうしたら人気がでるのだろう・・・』と考え、才野がタイトルを変えよう!とアイデアをだす。このアイデアが功を奏して何とこの後人気はうなぎのぼりになり、ついにトップになるのである。私はこのエピソードを読んでビックリした。『タイトルを変えたりしたら今まで読んでいた読者が別の話かと思って混乱するのでは・・・?』と思ったのだ。しかし全然そうではなかったようだ・・。

 

   再び順調な日々に戻る事が出来た・・・

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  再び、三日目の徹夜、という大変な日々だが、『そんなにくたびれも眠くもならない』2人は言い合う。『きっとまんがを描く事が栄養になっているんだ』と笑い合う。

 

 マンガというこんなにも熱中できるものをもてて自分たちは幸せだ・・と思う2人。そしてこの『ロケットくん』別冊によって人気はトップになり、ようやく復活をとげた気持ちになれるのだった・・・。

 

 この『まんが道』は藤子不二雄のかなり前半のころのようでまだドラえもんもパーマンも出てこない。まさに青春もの、という感じである。

 

 この『まんが道』は『愛・・しりそめし頃に・・』という続編があり、そこでは『怪物くん』などを手がける満賀くんが見られる。藤子不二雄Aはもはや80近い年齢だがいまだまんが道を歩き続けているそうである