まんが道 6巻

 

まんが道 (6) (中公文庫―コミック版)

まんが道 (6) (中公文庫―コミック版)

 

 

 もう6巻になるのだが、まだこの2人はマンガ家としての活動を本格的にはしていない。投稿したり、をくりかえして単行本が出るまでにはなったけれど、出版社と直接やり取りなどするのはこの巻からなのだ。

 

   ついに連載の依頼がくる!

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  まだ上京していない2人。

しかし東京の出版社からわざわざ依頼が来る。おそらくすでに評価は高かったのだろう。2人はもちろん喜びながらも連載となると『穴はあけられない』と思い『考えさせて下さい』と慎重に対応する。

 

   新入社員に仕事の説明をする満賀くん

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 自分が大失敗したトラウマから、同じ仕事をする新入社員の女の子につい

力んで仕事の説明をしてしまう・・。

 

   初めての連載だったが・・・

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   読んだ事のない話なので何ともコメントしづらいが、過去と未来を行ったり来たりの時間を漂流する冒険話という物語が斬新すぎたのではないだろうか・・・。まだこのころはストーリーマンガといっても主人公が敵をやっつける、くらいの筋がせいぜいでひねった物語自体がとてもめずらしかっただろう。 

 

   最後の出勤日

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 この2人が藤子不二雄だとわかっているからこそ、『早くマンガ家になればいいのに』と読者は思うが、会社員をしながらマンガも描いて、会社の仕事も楽しくて、しかも好きな人がいて、ともなれば別にこのままでもいい、それどころか、会社を辞めない方が安定しているし、と思うのも当然の話だ。もちろん満賀くんもそう思っている。

 

 しかし、満賀くんは子供の頃からのマンガ家になるという夢に向かって会社を辞める事を決意するのだった・・・。