吼えろペン5巻
『マンガ家になるのが夢』という少年がやってくる。
ラジオ番組で夢をかなえる応援をするという企画に当たった少年がマンガ家の仕事場にやってくる。
マンガはチームプレイという説明をすると・・
P31
『夢いっぱいにしてかえしてやれ!』と炎尾燃(ほのお・もゆる)は言うが、しかし仕事場に来た少年はマンガ家の夢ならぬ現実を知っていくのであった・・・。
オモチャマニアの大哲(だいてつ)くん
P41
ガンプラなどのフィギュアが大好きな大哲くん。
『大人なのにどうしてオモチャを・・?』と聞かれて、ショックを受ける大哲くん。『ぼうや・・・仕事というのは心でするものなんだよ・・・心を豊かにするためにはオモチャがいるんだ・・。』というような彼のポリシーというかいいわけのような主張をするのだった。
マンガに命をかける前杉英雄(まえすぎ・ひろ)くん。通称ヒーロー。
P50
このマンガの作者は熱血マンガを描くので有名なのだが、私にはちょっとちがうようにも見えるのだ。『がんばるぞ!!いや、がんばりたいとは思っているんだ・・・でも・・人間というのはね・・そんなにいつもいつもがんばれるものではないし・・・』という葛藤や挫折をシリアスにやるのではなくギャグ調に表現することによって、むしろ共感しやすいリアリティがあり、それこそがこのマンガの醍醐味に感じられる。
戦いすんで日が暮れて・・・
58第17話『おれたちはプロだ!!』より
仕事が終わり、ぶったおれている最中に、ラジオがかかってくる。
そして自分たちの仕事場を見た少年の声が響いてくる・・・。