ギャラリーフェイク『翡翠(フェイツイ)の店』前編

 

 今回の話は、前、中、後編と3編に渡っているので、ちょっと長過ぎになってしまったために、ブログの方でも前編と後編に分ける事にします。 

 

 有名なあの『呪いのダイヤ』

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翡翠(フェイツイ)という女怪盗が登場する。

彼女は宝石に目がなく、これと目を付けた宝石は自分のモノにしてしまう。

まあ、不二子のようなものと思えば・・・。件のダイヤは、持ち主が必ず不幸になるという、伝説の『呪いのダイヤ』である。

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 自分でも宝石店をやっている翡翠(フェイツイ)は、客を呼ぶべく、『あなたの店の顧客リストが欲しい』と言い出す。それを断ればこの宝石がニセモノであるとバラすと言う。このダイヤの持ち主は三田村小夜子館長であり、マスコミに宝石がニセモノとバレれば三田村館長もタダではすまない、と言うのだが・・・。

 

三田村館長、ビックリ。

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 にわかには信じられない三田村館長。

そこでフジタはカンタンな実験をして、ホープダイヤがニセモノである事を証明すると言った。

 

油性マジックペンでわかる、ダイヤの鑑定

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 本物のダイヤであればマジックのインクがはじかれる事はない。

紙に書いたようにくっきりと線が引かれる・・・・らしい。ダイヤモンドは油脂になじみやすい、というところから。自分の手持ちのダイヤでやってもみたくなったが・・・・思えばダイヤなど持っていなかった。第一、その後でどうやって消せばいいんだ・・・。

 

本物のホープダイヤのありかを知っているというフジタ

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 自分の顧客リストを渡すわけにはいかないフジタ。

ダイヤと引き換えにするほど翡翠(フェイツイ)が欲しがっているものの中に『ミステリークロック』という時計があった。それを三田村館長からもらって八方丸くおさめようとおもったのだが・・・・思わぬ誤算が・・・!!

 

(次回につづく)