ギャラリーフェイク『混沌(カオス)の国にて』
それにしてもこの作者は本当に色んな事にくわしい。何だか美術の知識だけで食べていけるのでは?と思ってしまうほどだ。
ロシアで出会ったかつての友人ピョートル
実はエリートだったフジタ。
そのころの友人と久しぶりにロシアで会うが・・・。治安の悪くなってしまったロシアを出てフジタの助手として働きたいと頼むが・・・今や闇ブローカーに近い仕事をしているフジタは『昔とはちがう』と断らざるを得なかった。
サラが誘拐された!!
サラが誘拐され、呼び出されたフジタ。
行った先にはルノワールの絵があり、別作品に作り替えるようにと要求された。相剥(あいはぎ)もそうだけど、ホント色々考えるな・・・。
そこで要望通り、見事トリミングに成功し、別作品を作り上げるフジタ。ところでこの強盗団もそうだがこれほど技術と行動力と審美眼があるのなら他の仕事をしたらどうだろう・・?
何と犯人はピョートルだった・・・!!
そしてフジタをつけていた警察も踏み込んでくる。絵を傷つけたフジタは危うく捕らえられそうになるがしかし・・・・実はフジタは絵を傷つけてはおらずオドロキの細工をしていたのだった。