『項羽と劉邦』・横山光輝のもう1つの傑作

 

※私の持っているマンガの方はどうやら現在は売っていないらしく、とりあえずマンガの本自体の紹介は今回から出来ないことになりました・・ 

 

 

  長編にはありがちなことだが、2巻から本筋が始まっている。

1巻は主に始皇帝の話であり、それをうちやぶるべく出てくる人々がこの話の人々である。

 

 主人公の1人、劉邦(りゅうほう)

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                            P18・2巻

 主人公の劉邦

 見ての通り、あんまりすごい感じのしない男、劉邦(りゅうほう)。『この後、どういう活躍をするんだろ・・?』と思ったら、このままの感じで最後まで行くのである。非常に人気があったために王にまでなってしまうという、『人気は大事だなあ・・』とつくづく感じさせられるキャラである。

 

  もう1人の主人公、項羽(こうう)

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                          P118・2巻

 もう1人の主人公として描かれている項羽

こちらは非常に怪力で張飛なみに強く、体も大きくてヒーローっぽい男である。しかしそれほど深く考える人物ではなく、のちのちそれが本人の足をすくうことになってくる・・・。

 

  項羽の参謀となった、范増(はんぞう)

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三国志』の孔明の時とかもそうだったけど、何でこういう人って山奥にいるのだろうか・・・。すでにどこかの国で活躍してても良さそうな気もするのだが。

 

一生、発見されないままということもありうる。

 

 こうして彼は、名参謀として項羽に仕えることとなる。