まんが道 2巻
主人公の満賀道雄と親友の才野茂(さいのしげる)はともに何度も雑誌にマンガを投稿し、2人とも順調に当選したりする日々がつづき、いよいよマンガ家になろうとする時にさしかかるが・・・
親友はマンガ家になることをすでに決めているが・・
のちの藤子不二雄Aは『彼がいたから自分はマンガ家になれた』と言っているほどであり、もちろん彼もマンガ家になりたいのだが、一方の藤子F不二男ほどきっぱりとは決められなかったようだ。
片方はマンガ家に、片方は会社へ・・・?
マンガ家になるかどうか、決められないまま、会社に合格してしまった満賀道雄・・・。そんなつもりじゃなかった、といいわけはするものの、どうすればいいのかけっきょく決められないままになってしまう・・。
満賀道雄を応援する謎の美女・霧野涼子(きりのりょうこ)
「この人、本当にいたの?」と思ってしまうキャラである。というのも少年マンガではこういう、わけもなく主人公の味方をしてくれる謎の美女というキャラはよく出てくるが現実ではまずいないものだ。こういう性格の女性自体まずいないものだ。しかし、そこはノンフィクションなので主人公の満賀道雄以外のキャラが何を考えていたのかは全く示されず、この女性は最後まで謎のままであり、彼女が自分の事を語るのはこのページだけなので、読者は『そうなのか』と納得するしかない。