ギャラリーフェイク『孤高の青』
ウンチク嫌いの人はこの話を好まないこともあるようだが、私はでもこの作者の大変な博識に驚かされてしまった。これで原作付きでないというのがまた不思議。『さすがの猿飛』の作者だったということにも驚かされた・・・!!色んな意味で謎。
アズライトという青い絵の具を探す男
アニメで見るとこの絵は美しい青色なのだけどな〜。
日本画に使う青色の絵の具の元になるアズライト。しかしなかなか手に入りにくくなっていた・・・。
日本画の『巨匠』。榊原南山(さかきばら・なんざん)
保守的な日本画の世界・・・。
師匠の言うことが絶対の世界の中で日本画の巨匠は暴君そのものだった。
あの絵はフジタの父の絵だった
アズライトを探しに来た2人。
そこでフジタはかつて自分の父が榊原南山に陥れられたことをサラに語る・・・。
絵にもキビシい三田村館長
『絵とは絵の具を見せるものでしょうか』と批評する三田村館長に、『美の何たるかがわかってない!』と怒る南山だったが・・・。
唯一、三田村館長のおした絵とは・・・
それはフジタの父の絵だった・・・!
恐ろしげに荒れる海の中に、岩の上に懸命に立つ鵜(う)の姿。
それはまわり中が敵の中、自分をつらぬいた 父でもあった。その父の絵を息子のフジタは最高のアズライトで美しく仕上げたのだった。