『項羽と劉邦』横山光輝のもう1つの傑作
しかし決着もなかなか着かず、項羽は一計を案じる
『劉邦に降伏するように言ってほしい』と項羽は、劉邦の父親に言うが・・。反応のうすい父だった・・・。
しかし劉邦の反応は
意外と劉邦の方は親思いだった!
陳平のいさめに対してもいつもはおだやかな劉邦だが『人の親だからと思って勝手な事を言うな!肉親の情は理屈ではない!』と反論する。子の心親知らずだったようだ・・・。
劉邦の父を殺そうとすると・・・・
この項白(こうはく)という人物は項羽の叔父なのだが、張良の親友でもあり、彼は張良に頼まれて劉邦の父親を守ってほしいと頼まれていた。そのため、項羽が劉邦の父親を殺そうとするとあわてて止めたのだった。
しかし、いくら何でもこれは項羽に対する裏切り行為ではなかろうか・・・。
結局、劉邦の父は返す事に
そして項羽は和議に応じることにし、劉邦側のねらい通り、父親は解放されたのだった・・・。