『項羽と劉邦』横山光輝のもう1つの傑作

 張良は大元帥となるべき人物を韓信と見込み、一方韓信はそのころ、怒るとすぐに部下を殺す項羽にはついていけないと思うようになっていた。 

 

   韓信張良

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 張良が大元帥と見込んだ人物、それは股をくぐった臆病者とみんなにバカにされていた韓信だった。韓信は范増に見込まれ、項羽の陣にいたのだが肝心の項羽韓信の才を理解せず、大した役目につくことはできずにいた。

 

  劉邦もまた・・・

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  『股くぐりの韓信』と知ると、劉邦もまた韓信を用いるのに難色を示す。名参謀の1人、蕭何(しょうか)などが強く推薦しても、今ひとつ納得しない・・・。

 

穀倉役人(こくそうやくにん)をまかされた韓信

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 しかし、ここは言われた通りにしてみよう、と劉邦韓信にとりあえず蔵の米を数える穀倉役人(こくそうやくにん)を命じる。韓信は特に不満がらず見事にと仕事をこなす。

 

すぐに出世した韓信だったが・・・

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 非常に能力があったために、韓信はすぐに出世するが、肝心の劉邦がそれほど自分の才能を認めていない事に気づくと、いつまでもここにいる必要がない、と思い、韓信は出て行ってしまうのであった・・・。