『項羽と劉邦』横山光輝のもう1つの傑作

  始皇帝の作った国、秦(しん)といよいよ戦いが本格化していく。

 

   項羽vs章邯(しょうかん)

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 名将、章邯(しょうかん)と項羽の戦いが今回の見所の1つである。

項羽は、子供の頃から自分を育ててくれた叔父の項梁(こうりょう)が章邯(しょうかん)に敗れたために、仇をとろうと猛然と向かってくるが、章邯(しょうかん)もなかなか負けてはいない

 

  『馬鹿』の起源

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『なんじゃ、こりゃ?』と思うかもしれないが。趙高は鹿を『馬』といってひきつれ、そこで自分に反対して鹿を『鹿』と言った人々を皆殺しにしてしまう・・・。そして自分の力がどれほどのものになったかを試したのだった。そして恐ろしさのあまり誰も趙高に逆らわなくなってしまった・・・。 

 

   ぬれぎぬをきせられた章邯(しょうかん)は

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 章邯(しょうかん)は結局、項羽にやぶれてしまうのだが、その責任をすべてかぶせられ、趙高に反逆の罪をきせられ、自分の家族を全て殺されてしまう・・・。『国のために命をかけて戦ったのに』と激怒した章邯は、国を捨てることを決意する。 

 

  項羽の家来になった章邯(しょうかん)

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 こうして章邯(しょうかん)は項羽に降伏を申し出る。

『自分の叔父を殺した憎い相手を許せない』と項羽は言うが、『章邯は向かってくる敵を討っただけ』と范増にいさめられて納得し、章邯を家来として受け入れるのだった。