秘密・11巻・清水玲子の最高傑作・ネタバレあり

 

秘密 -トップ・シークレット- 11 (ジェッツコミックス)

秘密 -トップ・シークレット- 11 (ジェッツコミックス)

 

 

 この巻からクライマックスへと入っていく。

さて、ちょっとうすいこの11巻。実は本筋自体は、ほとんど進んでいないのだ。しかしそんなことは全く感じさせない迫力の展開。

 

 激しい銃撃戦にねっちりとからんだ濃密な心理戦。

この作者得意の情緒的な表現力が読むに耐えないほど悲惨なラストで十二分に発揮されている。

 

 極秘情報をもちだして行方をくらました薪(まき)刑事

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P 42

 

 

 もはや真相がわかっている薪(まき)刑事は、1人で決着をつけるべく、謎の行動をとる。警備員を倒し、極秘情報を持ち出した薪に対して警察から『射殺許可』がおりてしまい、『第九』の捜査員も異常事態を感じ、持ち出された情報がどれほどのものかという話になるが・・・それがどうやら『人肉食事件』(カニバリズム)に関わるもののようだった。

 

薪vs『滝沢』

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P102

 

 薪(まき)にあるデータを渡すようにと要求する滝沢。

彼は、実はチメンザール軍からやってきたスパイだった。チメンザール政府にとってスキャンダルとなるデータを消すべく、スパイの『滝沢』を警察官として日本に送り込んだのだ。

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P121・122

 

 転んでもタダでは起きないスーパー刑事、薪剛(まきつよし)。

闇から闇へと葬り去られるはずだった国家の秘密は世界中の人間に知られてしまう・・・。

 

 もはやどうにもならなくなった『滝沢』は薪を殺そうとするが

しかし・・・。クライマックスは本編でどうぞ。