秘密・9巻・清水玲子の最高傑作・ネタバレあり
この巻から最後の巻まで一つの事件でつづく。
いつか青木くんたちが当事者になった事件でクライマックスだろうなと思ったのだが、まさに予想通りで大変に壮大な話で幕を閉じる。
さて開幕、開幕。
はーい、ここテストに出るよ〜
P69
これ、非常に重要なシーンなのだが、絵としてあまりに地味すぎるため、つい読み飛ばしそうになる。しかし、これが今回の事件の最大のポイントとなる伏線である。
青木くんが家に帰るとそこには・・・
P118
殺されてしまった青木くんの姉夫婦・・・・・。
家中が血の海と化していた・・・・。しかし、姉の赤ん坊は運良く殺されずに生き残る。
昔の部下が再び「第九」にやってくる
P134
かつての薪(まき)の部下、滝沢幹生(たきざわ・みきお)という男が再び第九に戻ってくる。本当ならば精神病院に入っているはずなので薪は怪しむが、滝沢は『それは表向きで今までは極秘捜査についていた』と言う・・・・。
葬式の席で・・・
P228
『今まで自分は遺族の悲しみを何もわかってなかった』と回想する青木くん。自分が刑事であるせいで姉が巻き込まれてしまい、母親にも『あんたのせいで』と何度もなぐられてしまう・・・。
しかしだからこそ青木くんは今回の捜査は決してやめない事を決意するのだった。