まんが道 9巻

 

まんが道 (9) (中公文庫―コミック版)

まんが道 (9) (中公文庫―コミック版)

 

 

  二畳という悪条件の中で、真夏に原稿を書き続ける2人

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  あまりのせまさのために、後ろへひっくりかえることもできないが、『徹夜にピッタリ』とマンガへの情熱をもやして自らをふるいたたせる2人だった・・。

 

真夏の中、昼も夜も原稿へ向かう2人

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 まさに駆け出しマンガ家の大変さを見るようだ。部屋は二畳、エアコンもない真夏、2日連続の徹夜。しかし『猛暑をものともせずに』とあるように、このシーンは展開もセリフもないのに非常に魅せるシーンになっていて、それでもマンガを描くことのほうが幸せ、という2人の楽しさのようなものが伝わってくるのだ。

 

トキワ荘へ来ないかという誘い

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 マンガ家の中ではもはや伝説のトキワ荘。私も、手塚治虫の後に藤子不二雄が来た、というのはこの『まんが道』で初めて知った。伝説となるのもさもありなん、と思わせるエピソードだ。

 

しかしやっぱりお金がない!

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 敷金、引っ越し代、生活に関わるお金を考えると、とても移るのは無理!と2人は考えるしかなかった。天にものぼるうれしさから、一転、夢がくずれ落ちてしまった2人・・。

 しかしそこを再び手塚治虫と下宿の人たちが助けてくれて、2人は無事、トキワ荘へと移る事になる。