秘密・1巻・清水玲子の最高傑作・ネタバレあり
また、月の画像がいっぱいになってしまったので、『シャープ提督』はしばしお待ちを〜m(ーー)m
読んでる人いるんかいな・・?
今まではギャグマンガを紹介してきたので、これからは凍えるような季節に凍えるようなヘビーな話を。
秘密―トップ・シークレット (1) (Jets comics (234))
- 作者: 清水玲子
- 出版社/メーカー: 白泉社
- 発売日: 2001/12
- メディア: コミック
- 購入: 3人 クリック: 121回
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誰もが『清水玲子の最高傑作!』という本作だが、これは少女マンガ全体の中でも最高峰といえるできばえだと思う。
これをネットカフェで読んだ時は「ああーっ!しまったー!!」と思ったものだ。およそネットカフェでは面白いマンガを発見したくはないものだ。なぜなら読む時間が限られているのでじっくり読むことができない。
『これは発売日を待ち遠しく思いながら1巻ずつ買う話だ』と思った。
ただこの話、凶悪犯罪を捜査するという話で大変にグロテスクなシーンが多く決して食事時に読むことはおススメできない。
人気があったのか、現在新シリーズで復活している。そちらの『シーズン0』の1巻を読んでからこの本編の1巻を読むと理解しやすいと思う。(過去話が描かれているので)というのもこの話、非常に複雑で伏線がいろいろ張っているのでかなり気合いを入れて読まないとすぐ混乱するのだ。
被害者の脳を『見る』ことで犯人を割り出す、というMRI捜査
P 81
殺された被害者の脳を見ることで、犯人や犯行状況を知るという捜査、この話の中ではMRI捜査という。
その捜査をする組織がこの話の舞台「第九」という警察組織であり、その警察官たちが話の主要人物である。
主人公の青木くんとスーパー刑事、薪剛(まき・つよし)
P130
この2人がこの話の主人公といっていい。シャーロックホームズとワトソンのような関係である。天才的に頭がよく美少年風の『第九』の長、薪剛(まき・つよし)。その部下として新しく入ってきた捜査官の青木くんがやってくるところから話は始まる。
犯人の貝沼
P146・147
一見、犯人の貝沼は助けたことによって、前向きに生きていこうとしたように見える。しかし『ほどこし』を受けた彼は、むしろ薪を強く憎むようになり、恐ろしく残忍で不気味な連続殺人を実行していく・・・。